このケーススタディの家族は、お子さんが1人いる3人家族を想定してきましたが、今回だけはパラレルワールドとして、「もし子どもがいなくて夫婦だけだったら・・・」を考えてみます。
第1回のおさらいですが、年齢が夫(30歳)・妻(29歳)の夫婦です。
今回のケースでは、子どもがいないため、遺族基礎年金が支給されません。
また30歳未満の妻の場合、遺族厚生年金が5年の有期給付となります。
もちろんまだ若い(40歳未満)ため、中高齢寡婦加算もありません。
つまり遺族年金については、遺族厚生年金 約38万円 を5年間受け取れるのみとなります。
※年金試算は平成26年6月現在の制度によります。また、いろいろな条件によって金額が変わるため、ご自身のケースで正確な試算をお勧めします。
補足しますと、妊娠中に夫が死亡した場合で、後に子どもが生まれた場合は、生まれたときから第1回のケースの遺族年金が受け取れます。
また、第3回で説明をした労災保険からの遺族補償年金に関しては、30歳未満の妻などの年齢条件はありませんので、5年間だけの有期給付という制限はありません。
さて、このシリーズは今回でいったん終わりです。
民間の保険を考える前に、公的保険についてイメージしてからの方が、より自分や家族に必要な保障を考えやすくなるかと思います。
「よく分からなくて不安だから多めに保険をかけている」という方も、少なくない様に感じます。
こういった不安を、ひとつひとつ解消していくお手伝いができるのも、ファイナンシャルプランナーです。
★ホタルのシーズン
新潟市には、ホタルを見ることができる場所が何か所もあります。どこの町でも見ることができるわけではないので、実はラッキーなことですね♪
ホタルに気を取られていると、たくさん虫に刺されるので、お気を付けください(笑)
我が家では、このとき虫よけをしっかりしていったのに、娘が刺されまくってかわいそうでしたから、今年はそうまでして行くべきか、少し迷いながら考え中です。