早朝保育を頼んでいるため、幼稚園に行くと、ほとんどの子たちは登園しておらず、娘は1番目か2番目です。
「今朝も1番」
と思ったら。足元で何かが動く気配。
最初「落ち葉かな?」・・・にしては鼠色っぽいから「ネズミかな?」
足元にいたため、ほとんど真上から見降ろします。 真上からだと、顔も見えず、翼も畳んでいるとほとんどまん丸で、最初は鳥だとは思えなかったのです。
よくよく見てみると、小さな鳥。 微かに緑褐色がかったのようにも感じました。
画像では横から撮っているため、鼠色というより、鳥のウグイスの色に近く見えます。
「この色はウグイスかも」
と直感したのですが、ウグイスというと、とても警戒心が強い印象があり、春に「ホーホケキョ」の鳴き声を聴いても、姿を見つけるのが難しいため、まさか人間の足元に来るなんて思いもよりません。
ウグイスは藪の中にいることが多いため、高いところにとまる鳥みたく簡単に発見できないです。
そのとき大きなカメラは持っていなかったため、携帯電話のカメラで撮ってみたのが上の画像です。
135判換算約30mm程度の画角だと思うのですが、スズメくらいの鳥を、これだけ大きく写せるほど寄っても、全く逃げる様子がありません。
私も仕事に向かわなければならなかったため、すぐその場を離れましたが、後日幼稚園の先生に聞いたところ、しばらくして何事もなかったように飛んで行ったそうです。
本当にウグイスだったのか半信半疑のまま、後になって画像の鳥を調べてみると、やはりウグイスの様でした。不思議ですね。目を開けたまま眠っていたのでしょうか(笑)
朝から良いものが見られたと、得した気持ちでした♪
■ウグイス色とホーホケキョ
上の画像を見て頂いて分かる通り、いわゆるウグイス色と、鳥のウグイスの色は別の色です。ウグイス色は、鳥ではメジロの色に近い色です。
また、私がよく見た花札に描かれる「梅に鶯」は、ウグイス色です。
声はしても、あまり姿を見せない鳥なので、イメージの中でメジロと混じって変わっていってしまったのかもしれません。
ただ、面白いのはメジロと混同したのなら、わざわざ「梅に鶯」の眼を「赤」にしないはずだとも考えられます。メジロはその名の通り眼の周りが白いですから、メジロとウグイスを間違えたのであれば、わざわざ眼の周りを赤い色にする必要がないためです。
とすると、花札の印刷上に、色の数等制限(昔からある遊びですし)があり、単純化というかアレンジにより、鮮やかな黄緑色のような色を当てられたのかもしれません。本当のウグイスにしたって眼は赤くないですが、「メジロではない」事をアピールするための敢えての赤ということも、考えられなくもないです。
しかし、アレンジといってしまうと、メジロだったけど、遊び心で眼を赤くしてみた。と身も蓋もない答えかもしれないので、深追いはこれくらいにしておきます(笑)
ちなみに、ウグイスといえば「ホーホケキョ」の声も有名です。
主に春に聴くことができますが、今の季節は「チャッチャッ」と鳴くそうです。
私は聴いたことがないというか、聴いても分からないかもしれません。
幼稚園で見かけたときは、ずっとだんまりでした(笑)